こんにちは!……「僕と、しょうちゃん」です。
今回から、前回お伝えした⬇課題【ラノベ分析】の結果を、このブログで書いていきたいと思います。

■ 課題発表

前回発表した課題は⬆これでしたね。
※なろうランキングは、ジャンル別に、日間、月間、週間、四半期、年間、の5つの期間で集計されランキングされています。
僕が四半期のランキング上位の中から選んだ理由は、やはり安定した人気が分かるのに四半期くらいの期間が必要だと判断したからです。
ちなみにランキング上位は1位~10位くらいの10作品で、1作品につき10話程度(約3万~5万文字)を読み込んで【ラノベ分析】する作品を選びました。
■ 作品「タイトル」発表

という訳で早速、僕の選んだ【ハイファンタジー】作品の発表をしたいと思います。

ラノベ・タイトルが長く、このブログのタイトルでは入り切らないので、勝手に省略させていただき失礼致しました。(ぺこり)m(_ _ )m
という訳で、今回はこのラノベ作品の【ラノベ分析】をさせていただきますので、興味のある方は、ぜひご覧くださいませ。
『弱小領地の生存戦略!~俺の領地が何度繰り返しても滅亡するんだけど。これ、どうしたら助かりますか?~』分析レビュー

では早速【ラノベ分析】に入りたいと思いますが、その前に少しだけ作品紹介をさせていただきます。
■作品紹介
- 作者:征夷大将軍ヤマシタ さん
- 連載開始:2021年2月27日
- 約55万文字連載中
- 日間、週間、月間、四半期、それぞれでランキング1位を達成
■ジャンル
- ハイファンタジー
■あらすじ
クレイン・フォン・アースガルドはどこにでもいる普通の領主で、平和な領地を何事もなく治めていたのだが……。ある日唐突、北方の侯爵家から軍隊を送り込まれ、アースガルド子爵家は滅びることになる。
同時にクレイン自身も命を落とした――と思いきや、彼は自宅のベッドで目を覚まし、滅亡の三年前へ戻っていることに気づいた。
その後、前世と同じ時期に、同じような事件が起きていることを確認したクレイン。このままでは三年後に滅亡すると確信した彼は。滅びの道を回避するために、決死の生き残り作戦を開始した。
――が、死ぬ。何度繰り返しても些細なことで彼は死に領地は滅びた。
死にたくない。領民の皆殺しも避けたい。その思いで、彼はひたすら繰り返すのであった。ハッピーエンドを迎えるその日まで……。
この作品のキャッチコピーは、「主人公の命は羽毛よりも軽い」です。力の特性上、何度も命を落とします。『小説家になろうより抜粋』
実は僕、先程、ラノベ選択をする基準として『1作品につき10話程度(約3万~5万文字)を読み込んで』と言いましたが……。

この作品、面白くて……。つい引き込まれてしまい『第五章の真相解明編』まで読んでしまいました。たぶん50万文字読んだと思う……。
『なんで、こんなにも僕が引き込まれてしまったのか?』という分析も含めて解説したいと思います。
【ラノベ分析】物語の詳細分析
【小説家になろう】でのジャンルは【ハイファンタジー】になります。なので舞台は【なろう系】でおなじみの【※ナーロッパ】ですが、ファンタジーものによく出てくる【魔法系】はほとんど出てきません。※中世ヨーロッパ風設定
しかし魔法が全く無いということでもなく、この物語の根幹をなす【タイムループ】の【死に戻り】は、どうやら魔法によって※なされているようです。※物語のラストまでは分からない。
この辺りの設定が、他の【ハイファンタジー】とは一線を画する作品で、僕はまずミステリー的な斬新さを感じ、引き込まれてしまいました。
また、【タイムループ】と対をなす要素として【領地戦略】が入っていることも、この物語を面白くさせている要因であります。
最近【なろう系】で流行りの【追放もの】【ざまぁ系】【チートスキル】はまったくなく、その代わりに【領地戦略】という、弱小領主が何度も【死に戻り】しながら……。

ということが出来ます。そして詳細な【ジャンル分析】の分類として本作品は……。
ということになりますね。ちなみに、この【領地戦略】ですが、どうも作者が、日本の戦国時代に造詣が深く、影響を受けているフシがありまして……。
【国盗合戦】的な要素や【貴族社会】【諜報活動】【富国強兵】【領地運営】などなど……。

これは僕の私見ですが、面白い作品はこの『物語の目標』がはっきりと設定されていると思います。
さらに言うと、この『弱小領地の生存戦略!』は、もう一つ読者を引きつける要素がありました。それが……。
あまり書くと、ネタバレになるので控えますが、物語の後半で判明する『死に戻りの原因』と、弱小領地が滅びる原因となった『国家転覆を図った黒幕』が誰なのか?

これが、第五章 真相解明編で次々と明らかになって行きます。(なので5章まで読んでしまった……)
そしてミステリー小説でおなじみの【ミスリード】もあって、北方の公爵から始まり、東方の伯爵や、王国の第一王子、大商会の主などなど、皆が敵であったり味方になったりして、
戦国時代の群雄割拠ミステリー的な要素が、この物語の面白さを、さらに引き立てていましたね。
【ラノベ分析】総括&まとめ
ということで、今回は【ラノベ分析】第一弾として、僕がめちゃくちゃハマった【ハイファンタジー】作品……。
の物語の詳細分析をさせていただきました。

その仕組み中で特に僕が気づいたポイントは……。
- 主人公の成長過程をきっちりと描いている
- 主人公の目標(メインテーマ)がはっきりしている
- 物語の目標(サブテーマ)が、最後に提示されている

主人公の目標は『弱小領地を、存続させる』で、物語の目標としては『国家転覆を図った黒幕』だな。これが読者を引っ張り、惹きつける仕組みになっていた……。

しょうちゃんも読んだんだね。そう。これらが『主人公の成長』と共に語られることで、数ある【ハイファンタジー】の作品の中で、埋もれずに人気作品になった理由だと分析しました。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからもラノベに関したことを書いて行きたいと思いますので、もし良かったら、また遊びに来てくださいね。「僕と、しょうちゃんより」