ラノベや小説を最後まで書き上げられない対策として『ショートショート』を書いてみました!

こんにちは! 僕と、しょうちゃんです。

今回のお悩みは『ラノベや小説を最後まで書き上げられない!』ということです。

しょうちゃん
しょうちゃん

いつからこのブログ、お前のお悩み相談室になったんだ?

僕くん
僕くん

確かに、これは僕の悩みの一つですが、ラノベ作家や小説家を目指している方の間で、意外と多い切実な悩みなんですよ。という訳で今回は……。

ラノベや小説を最後まで書き上げられない対策として『ショートショート』を試してみました!

という内容でお届けしたいと思います。僕と同じお悩みを抱えた方や、小説の一つのジャンルである『ショートショート』をまだ試していない方はぜひご覧になって下さいね。

ラノベや小説を最後まで書き上げられない対策として『ショートショート』を書いてみました!

Eli Digital CreativeによるPixabayからの画像

ラノベが書き上げられない(完成までいかない)』という対策として、なぜ僕が『ショートショート』を書こうと思ったのか? からお話しますね。

ショートショートは、ちょっと不思議な短い物語

作家を目指している方で『ショートショート』を全く知らない人も少ないとは思いますが、僕が初めて『ショートショート』を知ったのは、作家の星 新一さんの書かれた『ボッコちゃん』という本に出会ったことでした。

確か、今から10年以上前のことだと思いますが、短編の推理小説『隅の老人の事件簿』とかにハマっていて、その流れから短編よりも更に短いちょっと不思議な気分になる物語『ボッコちゃん』を偶然手にしたのであります。

当時の僕はまだ『ショートショート』は知らなかったので、短編小説の一つだと認識していたのですが、児童文学で学研から出版しているシリーズ累計400万部突破の『5分後に意外な結末』を知って『ショートショート』というジャンルを意識するようになりました。

上記の『ボッコちゃん』はショートショートの古典とも言われていますが、現代ショートショートは「アイディアがあって、それを生かした印象的な結末がある物語」とされていて……。

例えば、短編で「語られる彼女が実は猫だった」といった結末(オチ)が盛り込まれていればショートショートになるそうで、文字数は、ショートショートの賞などを見るとだいたい4000字以内と規定されていることが多いそうです。

ショートショート作家 田丸雅智さん より

読者の側からしても、短いスキマ時間にさっと読めて、あっと驚く結末や、どんでん返し、笑えるオチや、人生の教訓なども得られるので、僕も大好きなジャンルの一つですね。

僕くん
僕くん

さてそんな僕が今回「なぜショートショートを書こうと思ったのか?」といえば、まず、お悩みの「物語を完結できない」ことと「読者を楽しませるアイデア」を学びたいと思ったからです。

たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座

ラノベや小説など書く上で、また上達するために一番大切なことは「物語を完成させること」だと、多くの作家さんがおっしゃっています。

ただし、ラノベでも完結にいたるまで、どんなに短い物語でも1ヶ月くらい(通常2,3ヶ月)は掛かってしまいますよね。

まじめに書いても年に数本しか物語を完結できないのであれば、いつまで経っても上達は見込めません(これ僕のことです。才能のある方はこの限りでなないかも……。)

そこで、僕が学んだ本が、ショートショート作家 田丸雅智たまるまさともさんの書かれた『たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座』という書籍です。

僕くん
僕くん

この本で、僕が一番おすすめする部分は物語の『アイデアの見つけ方』ですね。

最初に「どんな物語を書こうか?」と迷っている時なんか役に立つ本です。ただ『あっと驚く結末』や『どんでん返し』などは学べません(僕は他の本で学びました。また機会があれば紹介しますね)

そこで僕はこの本を『不思議な物語のアイデアの出し方を学ぶ本』と位置づけています。

ショートショートを書いてみました! 題名【川風鈴】

上記の本を読んですぐに、アイデアの出し方を参考に超ショートショートを書いてみました。ショートショートよりさらに短い物語です。

■ 名詞20個ノートに書き出してみた!(所要時間3分くらい)

メガネケース 風鈴 神棚
ケーナ ベランダ 化粧水 弓矢
カメラ 水晶 座椅子 キャンプ
ヨガマット コロン あじさい 天空
看板 目薬 水彩画 貨物列車

これらの名詞(単語)は、部屋にあるモノや本に書かれたもの、ぱっとイメージが湧いてきたものを制限時間ないに書き出したものです。ポイントは時間内に書くことです。

■ 選んだ名詞(単語)から思いつくことを書いてみた!(所要時間4分くらい)

僕は以下の2つの名詞(単語)を選びました。特に理由はありませんが、なるべく関連性の無い名詞を選びました。(不思議な物語をつくるポイントです)

  • 貨物列車
  • 風鈴

貨物列車】から思いつくこと

  • 車輪の力強い音
  • 鉄橋を渡る風景
  • 長~い列
  • 列車強盗

風鈴】から思いつくこと

  • 涼し気な音
  • 夏の風物詩
  • 縁日の出店
  • お祭り
僕くん
僕くん

すいません。発想が貧困で、普通のことしか思いつきませんでした(涙目)

そしてこれら『思いつくこと』一つと『名詞(単語)』一つを選んで、なるべく不思議な言葉を作って見ました。

■ 選んだ不思議な言葉

  • 長~い列の風鈴

■ それはどんなものか?

「長~い列の風鈴???」本当に思いつきで作った言葉でしたが、僕は一本のロープに吊るされた長い列をなした風鈴を思い浮かべました。

■ それは、どこでどんなときに、どんな良いことがありますか?

次にイメージしたのが「夏、お祭り、田舎の風景」で、小さな町に流れる川の両側から渡された1本のロープに等間隔に並べられた風鈴。

僕はこれを『川風鈴』と呼ぶことにしました。

『川風鈴』には白磁に、メダカやサワガニ、トンボの幼虫のヤゴなど、川の生きものたちが描かれている。

川に風が吹くと、無数に渡された『川風鈴』たちが、いっせいに「チリンチリン」という涼やかな音色を奏で、夕暮れ時の町の小路を賑やかにする。

その音色は、浴衣を着た若い女性や、若者たちを引き寄せている。

■ それは、どこでどんなときに、どんな悪い(変わった)ことがありますか?

本の指示では、どんな悪いことがあるか想像するのですが、僕はどんな変わったことがあるか書き出してみました。

ひぐらしの声が聞こえる夕暮れ時に、『川風鈴』の音色を聞いていると、人や川に住む生きものたち以外にも、何かを引き寄せる気がする。

目を閉じて、『川風鈴』の音色に心を鎮めていると、ほら、何本も渡されている『川風鈴』の音の順に、神さまの行列が、お通りになっている光景が浮かんでくる。

たぶん川の神さまの行列だと思う。神さまのお名前は分からないので、帰りに地元の人に、この小川の名前を聞いてみよう。きっと名のある川の神さまに違いない……と僕は想像したのです。

僕くん
僕くん

ここまでの所要時間は約8分くらいで、ノートに書き連ねた文言を読み返してみると、すでに物語みたいになっていました。

■ 題名決めと実際にショートショートを書いてみよう

実際に執筆に使ったエディターはGoogleスプレッドシートです。あまり上手くはありませんが、書き上げた超ショートショートの第1稿(推敲なし)を御覧ください。

お題『川風鈴』

 賑やかな夏祭りが終わったこの時期になると、僕の住む小さな町では、町の小路に沿って流れる小さな川に、何本もの風鈴が渡されていた。

 そのうちの一本のロープには、等間隔に吊り下げられた風鈴が並べられ、その白磁に、メダカやサワガニにトンボの幼虫のヤゴなどの川の生き物たちが描かれている。

 僕はこの風鈴たちを勝手に『川風鈴』と呼ぶことにした。

 川上から風が吹くと、順に『川風鈴』たちが「チリンチリン」と涼やかな音色を響かせ、連弾を奏でている。

 その音色は、夏終わりの浴衣を着た若い女性や若者たちを引き寄せ、寂れかけていた町の小路を一時賑やかにした。

 僕には、ひぐらしの声が聞こえる夕暮れ時に、この『川風鈴』が奏でる演奏を聞いていると、人や川に住む生き物たち以外にも、引き寄せられているのが分かる。

 試しに僕のように目を閉じて『川風鈴』の音色に心を鎮めてごらん。ほら、川上から何本も渡されている『川風鈴』の音の順に、神さまの行列がお通りになっている光景が見えてこないかな?

 僕は、川の神さまの行列だと思っているのだが、神さまのお名前までは分からない。

 帰りに地元の人に、この川の名前を聞いてみよう。さぞかし名のある川の神さまに違いないと『川風鈴』の賑やかで涼やかな音を聞きながら思ったのであった。

作者:僕としょうちゃん超ショートショート

今回のまとめ

 

僕くん
僕くん

ほとんどノートに書いたメモ書きのままでしたが、なんとか超ショートショートを書いてみました。

最初のアイデア出しから入れて全部で大体2時間くらいで書き上げた超ショートショートですが、何だか一本書き上げた達成感があって楽しかったです。

僕くん
僕くん

ここからさらに肉付けををしてショートショート短編にすることも可能みたいですね。

しょうちゃん
しょうちゃん

何だかフワッとした終わり方だな。俺はもっと驚きとか『どんでん返し』が欲しいかな。

僕くん
僕くん

だよね。僕もオチが弱く結末がいまいちな感じもしているんですけど、でも、本当に何にもアイデアが無いところから、不思議な話が1本書けたので満足しているのです。

結末の書き方は、また今後の研究課題ということですが、物語を書き上げられないと悩んでいる方は、この『たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座』には、細かくアドバイスが載っているので、読んでみても良いかも知れませんね。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからもラノベに関したことを書いて行きたいと思いますので、もし良かったら、また遊びに来てくださいね。「僕と、しょうちゃんより

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