こんにちは!…僕と、しょうちゃんです。今回もWEB小説投稿サイト『小説家になろう』で人気作品の【ラノベ分析】第四弾【パートⅣ】ですが……。
今まで(の3回)とは少し趣向が違います。それは以前にお話した⬇【ラノベ・テンプレ】とちょっと違った作品だからです!……というか、あえて選びました!

その理由は……『流行【テンプレ】と違う作品!?』ですが、とても面白い【なろう系ラノベ】で、勉強になると考えたから……。
なので、これはぜひ新たなる【ラノベ分析】を「為さねば成らぬ!」と考えた次第であります……ハイ!

何で時代言葉なの!?

作品の影響かも……。
■【ラノベ分析】作品の発表
今回、選ばせて頂いたライトノベル作品は……。
「タイトル短っ!」……て、普通これくらいですよね。今回の作品は『なろう』で2011年からWEB投稿されている作品ですが、もうタイトルからして、他の作品とは違う予感がします!
お決まりの、なが~いタイトルなしですよ。ラノベ・テンプレのログライン無視ですね(笑)
でも面白いです。めちゃめちゃ【おすすめラノベ】です。「何でオススなのか?」については、あとの【ラノベ分析】でじっくり書きたいと思いますので……気になる方は、ぜひチェックして下さいね!
【おすすめラノベ】『薬屋のひとりごと』について
【あらすじ】薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が明けるまでおとなしくしていようと思うのだが、彼女の好奇心と知識はそうはさせない。ふとした事件を解決したことから帝の寵妃や宦官に目をつけられることになる。早く市井に戻りたい、猫猫はきょうも洗濯籠を片手にため息をつくのだった。『小説家になろう』より
『小説家になろう』で人気を博した後、2012年に第1部「後宮編」が主婦の友社の「Ray Books」から単行本として発売され、2014年以降は「ヒーロー文庫」から第1部が新装刊され(2021年2月現在)第10巻まで刊行されています。
また2017年からは「月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)」と「月刊サンデーGX(小学館)」でコミック版も連載されています。
【ラノベ分析】『薬屋のひとりごと』【感想レビュー】

S. Hermann & F. RichterによるPixabayからの画像
また人気作品で文庫本も発売されていますが……。
過去の【ラノベ分析】(文庫版未発売3作品)のレビューは⬇からチェックして下さいね。



■なろうジャンル【ラノベ分析】
舞台は『中世の宮廷』で、日本の平安京(平安時代)か、中世の中華文明をイメージさせます。一般文芸では珍しくない背景設定ですが、なろう系ラノベ(人気作品)では少数派かも知れませんね。
またストーリー(物語)も推理・探偵もので、さらに時代ものという、前回お話した、人気【ラノベ・テンプレ】の真逆を行く作品です。

……なのに人気で、読むとハマってしまいます(僕的にですけどね!)
■タイトル【ラノベ分析】
タイトルも、今流行りの「なが~い!」ログラインでなくて、ワンフレーズですよね。でも、この短いタイトルの中にもちゃんと物語の情報が入っていて……。
薬屋さん「が何か」ひとりごと「で事件を解決しちゃう!」……のかな?って、推理させてくれますね。

ジャンルが推理だけにな!
■あらすじ【ラノベ分析】
失礼かと思いましたが『小説家になろう』の【あらすじ】が少し※ミステリーしていたので、僕なりの【あらすじ】を書いてみました!……すいません! ※作者の意図かもしれませんけどね。
人さらいに連れてこられた宮中で下働きをする薬屋の少女・猫猫。薬師の知識を隠していたが、帝の子たちが皆短命であるという噂を聞き、持ち前の好奇心とひとりごとに突き動かされ、あっさり事件を解決! その後、イケメン役人・壬氏に能力を買われ、※後宮で起こる事件を解決してゆく…ことになる。『僕くん』より
※後宮とは帝や王などの后妃(きさき)が住まう場所。 平安京内裏の七殿五舎、江戸城大奥がこれに該当する。
■メインキャラ(主人公):猫猫(マオマオ)薬師【ラノベ分析】
舞台は宮廷の中にある後宮で、人さらいに連れてこられた薬屋の少女・猫猫は、奉公の年季が明ける(約2年)まで下女(主に洗濯)として働いていた。
猫猫には薬師としての知識があり、もっといい仕事に有りつけたが、そのことを隠していた。理由は、給料が上がり人さらいの取り分が上がるのが癪だったことと、年季明けが遅れる可能性があったためだ。
だがこの思惑は、猫猫の、持ち前の好奇心で、あえなく打ち砕かれてしまう。とは言っても自分で壊してしまうのだが……。
猫猫の好奇心という火に油を注いだのは、女たちの噂話と、後宮という特殊な空間であった。
後宮は、むせ返る化粧と香り、美しい衣を纏った女官たちの「薄っぺらい笑み」が張り付いた場所で、薬屋をやってきた彼女が思うことは……。
『※女の笑みほど恐ろしい毒はないと……。』※猫猫の心の声
そんな「魑魅魍魎の跋扈する」場所で、猫猫は広い食堂で朝餉をいただいていた時、聞き捨てならない噂を耳にする。
それは、后妃たちの生んだ子どもが、帝が東宮時代に一人、皇帝になられてから二人、どれも乳幼児のころに身まかられていて、呪いの類だとの噂だった。
確かに、殿上人の子が三人となるとおかしいが、現在、玉葉妃と梨花妃の二人の子どもだけが生き残っていた。そんな噂を聞いた猫猫は……。
『※毒殺ではなかろうか?』※猫猫の心の声
……と、白湯を含みながら考えるが、現在生き残っている二人のお子と梨花さまご自身も「だんだん弱っている」と知り、ある結論に至った。
それは薬師としての知識と花街の薬屋の経験から「白粉の毒」が原因である!……ということだった。
そんな折、洗濯物の届け先であった、やぶ医者に抗議に来ていた玉葉妃を、偶然見かけた猫猫は、人知れず、書くものを探し……。
『※馬鹿だろう、あのやぶ』と呟きながら ※猫猫の心の声
裂いた布に、不恰好な字で……。
『おしろいはどく、赤子にふれさすな』と書いて、窓辺にあった石楠花の枝に結んで、帰るのであった。
こうして「帝の御子の原因不明死」を解決した猫猫は、玉葉妃に感謝され、妃の信頼厚い宦官である宮中一のイケメン役人・壬氏によって見つけ出され……。
その後、彼によって能力を買われた猫猫は、「下女の謎の自殺」など、後宮で巻き起こる、さまざまな事件を解決していくことになる……のであった。
さらに宮中一のモテキャラ・壬氏によるアプローチを『華麗にスルー』する猫猫の姿は、女性ラノベ読者のハートを掴んでいると思います。
推理・ミステリー・恋愛ラブコメ・ツンデレつぶやき・これだけの人気【テンプレ】が入ったライトノベルです。気になった方は、まず『小説家になろう』⬇で読んでみて下さいね。
今回のまとめ
今回は、『小説家になろう』と巷で人気で僕のお気に入り作品『薬屋のひとりごと』の【ラノベ分析】を書いてみました。
今回の作品以外にも面白いラノベがたくさんありますので、『小説家になろう』⬇もチェックしてみて下さいね。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからもラノベに関したことを書いて行きたいと思いますので、もし良かったら、また遊びに来てくださいね。「僕と、しょうちゃんより」