ラノベに限らず小説に絶対欠かせない『主題(テーマ)』について悩んでいたら、ある本に助けられました。

こんにちは! 僕と、しょうちゃんです。

今更なんですが、ラノベに限らず小説を書かれている方って、書きたい物語の『主題』つまり『メイン・テーマ』は決まっていますよね。

しょうちゃん
しょうちゃん

小説で何が書きたいか?」ってことだろ! んなもん、ったりまえだ!

僕くん
僕くん

そうですか……。実は僕、なろうラノベテンプレばかり調べていたら「本当に自分が書きたいテーマ」が見えなくなってしまったんですよね。

しょうちゃん
しょうちゃん

うん? テンプレテーマでも良いじゃねーか。例えば【追放もの】をテーマに書くとか、今流行りの【乙女ゲームもの】を書くとかさ……。

僕くん
僕くん

確かに……。【追放もの】なら今でもハイファンタジー人気のテンプレですし、【乙女ゲーム】も、現在人気ジャンル異世界恋愛で、よく見るテンプレですよね。

でも、それって作家さんが、本当に書きたい主題(テーマ)なんでしょうか?
僕くん
僕くん

物語(小説)のテーマテンプレだったら、誰がラノベを書いても同じ話になって来るんじゃないかと思うんですよね。

しょうちゃん
しょうちゃん

実際、小説家になろうでは似た話が多いしな。ふーむ。今回は何だか話が深いな! それがお前の今の悩みなんだな!

僕くん
僕くん

でも、そんな悩みの中で出会った本に、僕は助けられました。それが……。

おすすめラノベ教本の一冊である『新装版 冲方 丁のライトノベルの書き方講座』です。

今回の内容は、この素晴らしいラノベ教本の内容を踏襲しつつ僕なりの解釈をお伝えしたいと思います。

ラノベの『主題(テーマ)』について悩んでいたら『新装版 冲方 丁のライトノベルの書き方講座』に助けられました。

StockSnapによるPixabayからの画像

有名作家の『冲方 丁うぶかた とう』さんについて、知らない方もあまり多くないとは思いますが、実は僕が、一番最初に買ったライトノベルは、彼が日本SF大賞を受賞された『マルドゥック・スクランブル』だったんです。

僕くん
僕くん

今から10年くらい前のことですが、当時、僕はSF小説にハマっていまして、当時の感覚では、ラノベを買ったという気はしていなくて、SFと認識しておりました。

ところが、最近ラノベに興味を持ち始めて、冲方さんの書かれた『ライトノベルの書き方講座』を読んでみて『マルドゥック・スクランブル』はライトノベルだと言うことだそうです。

■『マルドゥック・スクランブル|The 1st Compression 圧縮

■『新装版 冲方 丁のライトノベルの書き方講座

小説に絶対欠かせない「主題」っていったい何だ!?

この見出し、『新装版 冲方 丁のライトノベルの書き方講座』の一番最初にくる項目で……。(※そのまま拝借いたしました。ごめんなさい)

僕くん
僕くん

ということは、やはり作家にとって一番大切なことだと僕は解釈しております。

そして、冲方氏は、この問題について、何ページにも渡って解説してくれています。その中で、僕なりにハッとさせられた事や、僕の悩みに直接響いてきた言葉を、以下に抜粋してみますね。

  • 主題とは、皆さん(作家さん)それぞれの中にある、大きなテーマのこと
  • (作家の)内面から生まれてきた主題を小説にする
  • その人(作家)にしか理解できないもの
  • 主題は、各個人が持っている、感性や知識、生い立ち、夢……などなど
  • そんな極めて個人的なものが、他人を楽しませ喜ばせるかも知れない

冲方 丁のライトノベルの書き方講座』より抜粋

僕くん
僕くん

人気テンプレばかり追っかけていた僕は、これらの言葉で”目が覚めた”気がしたんですよね。

でも同時に「内面から生まれてきた主題って、どうやって見つけるんだろう?」という疑問も湧き上がって来たんです。

それで、この教本の先を読み進めていくと、これまた丁寧に、冲方氏が『マルドゥック・スクランブル』のテーマ(主題)を、どうやって育てて(冲方さんの表現)行ったのか教えてくたのです。

僕くん
僕くん

これまた僕が共感した氏の言葉を、以下に抜粋してみました。

  • 主題とはまさに細胞のようなもので、どんどん分裂し増えていくもの
  • 自分自身の中にある主題を無視して執筆することは、決して幸せなことではない
  • 主題を育てるという作業は、自分の中だけにあったものを他人に伝えられるようにすること

冲方 丁のライトノベルの書き方講座』より抜粋

僕くん
僕くん

最後の「主題を育てる作業」はステップアップさせる作業だとも書かれていました。そう、主題は常に産み出されているとも、おっしゃっていましたね。

でも、才能のない僕なんかが、湯水の如く主題が出てくるはずも無いんですが、その事についても、【種書き】という作品のアイデアイメージを探り当てる作業も教えてくれているのです。

自分の中にある本当の主題を探る作業【種書き】とは

詳しい方法は、本書で確認して欲しいのですが、要はノート手書きで、メモをとっていくという方法です。そのメモが役に立つ立たないはさておき、とにかく色んな情報を書いていくことみたいです。

さらにいうと、文章というよりは、冲方氏の作品例によると、ワード(言葉・単語)の羅列で、彼は「ラフスケッチのさらにラフな感じ」と表現されていました。

僕くん
僕くん

この作業が、自分の中にある本当の主題(テーマ)を探ることになる、ということです。

この他にも、【骨書き】【筋書き】【肉書き・皮書き】という、冲方氏が考案した作業が順に紹介されていて、ラノベのアイデアからラノベの書き方に迷っている僕のような方には、ぜひ読んでもらいたいラノベ教本ですね。

僕くん
僕くん

ちなみに僕の解釈では【種書き】がアイデアイメージ化で……。

  • 骨書き】とは物語の設定・企画のことで
  • 筋書き】は、文字通りプロット作成
  • 肉書き・皮書き】が、実際の執筆のこと

と理解しております。

今回のまとめ

 

今回は、僕の悩み(主題とは何か?)から始まった……。

ラノベに限らず小説に絶対欠かせない『主題(テーマ)』について悩んでいたら、ある本に助けられました。

という内容でお届けいたしました。

僕くん
僕くん

まぁ才能のあるラノベ作家さん(もしくは目指して頑張っている方)には、不要な内容だったかも知れませんが……。

しょうちゃん
しょうちゃん

だな! 自分が本当に書きたい主題(テーマ)なんか、ほとんどの奴が持っているだろうからな。

僕くん
僕くん

僕はまだこんな所で迷ってるのです。でも、冲方さんのライトノベルの書き方講座には、本当に助けられました。ということで今回はここまでにしたいと思います。

■『新装版 冲方 丁のライトノベルの書き方講座

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからもラノベに関したことを書いて行きたいと思いますので、もし良かったら、また遊びに来てくださいね。「僕と、しょうちゃんより

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